第30期 竜王戦 決勝トーナメント『久保利明王将VS佐々木勇気六段』感想

本日7月16日(日)は第30期 竜王戦 決勝トーナメント『久保利明王将VS佐々木勇気六段』の対局日。

AbemaTVで生放送をされていたので見ていました。

 

今回はガッツリとは見られなかったので将棋の内容や流れはよくわからなかったけど、解説と余談が面白かったです。

最近は将棋番組をラジオ化して聴いています^^;

 

~もくじ~

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第30期 竜王戦 決勝トーナメント『久保利明王将VS佐々木勇気六段』

2017年7月16日(日)9:30~放送

AbemaTV・将棋チャンネル&AbemaGOLD

エラー | ABEMA

解説:黒沢怜生五段、金井恒太六段、今泉健司四段

聞き手:貞升南女流初段、伊藤沙恵女流二段

対局場所は関西将棋会館・御上段の間。

 

今回の対局は、1組4位の久保利明王将と4組優勝の佐々木勇気六段。

 

久保王将は王将のタイトル保持者。軽いさばきで『捌き(さばき)のアーティスト』と呼ばれています。

佐々木勇気六段は竜王戦決勝トーナメントで、6組優勝の藤井聡太四段、1組5位の阿久津主税八段に勝利し、勝ち上がってきています。この調子で1組の壁を超えられるかどうか!

 

勢いのあるお二人なのでどちらが勝ってもおかしくない、どちらが勝っても今後が楽しみな一局です。

今回の対局で勝利した方が1組優勝の松尾歩八段と対局し、決勝トーナメントの左側の山の代表になります。

 

決勝トーナメントの右側の山についてはAbemaTVでは放送されませんでしたが、1組2位の羽生善治三冠と2組優勝の稲葉陽八段が勝ち上がってきています。こちらもさらに勢いのある二人なので楽しみ!

 

詳しくは竜王戦中継サイトへどうぞ。

TOPページ|竜王戦中継
日本将棋連盟/第36期竜王戦中継公式サイト

 

佐々木勇気六段、昇段おめでとうございます!

佐々木勇気六段は先日7月11日に五段から六段に昇段されました。

昇段理由は、五段昇段後の公式戦120勝とのこと。

おめでとうございます!

佐々木勇気五段が六段に昇段|将棋ニュース|日本将棋連盟
日本将棋連盟の佐々木勇気五段が六段に昇段のページです。日本将棋連盟は伝統文化としての将棋の普及発展と技術向上や将棋を通じた交流親善などを目的とした公益社団法人です。

 

将棋の感想

本日の対局室は、関西将棋会館の御上段の間。永世名人の書が飾られている部屋です。雰囲気がありますね。

 

対局室には久保利明王将が先に入室。少し遅れて佐々木勇気六段がいつもの2Lの水を持って入室。

久保利明王将が駒箱を開け、駒を並べ終わると次は振り駒。

振り駒の結果、先手は佐々木勇気六段、後手は久保利明王将に決定。

戦型は久保利明王将がゴキゲン中飛車、佐々木勇気六段が超速になったとのこと。

 

その後、互角か久保利明王将が少し有利な感じで進み。(ところどころしか見てないので)

 

終盤、20時半ごろには久保利明王将が少し有利で佐々木勇気六段が諦めずに粘っている状態。この時点で投了してもおかしくないという状態。

その後も佐々木勇気六段は粘るけど・・・さすがに久保利明王将、スキがないですね。

 

22時15分頃に佐々木勇気六段が投了。118手まで久保利明王将の勝ちとなりました。

その後1時間ほど感想戦をされていました。

 

その他のネタ感想

お昼ごはん10分前にチョコレートタイム

佐々木勇気六段は昼食休憩10分前にチョコレートを食べていました。

不思議キャラと言われていましたが・・・いやーでも、これは気持ちわかります!

仕事中に集中力が足りない、頭に糖分が足りない、と思ったら、あと少しで休憩だとしてもついチョコレートを食べたりとかありますもん。

 

たぬきそば!?佐々木勇気伝説に1ネタ追加したい

お昼ごはんは久保利明王将がイレブンの珍豚美人、佐々木勇気六段がたぬきそばにもちトッピング。

イレブンの珍豚美人は人気ですね。前も誰か食べられていた気がします。または誰かオススメしていたか。

 

佐々木勇気六段はたぬきそばに餅トッピング。やっぱり餅ですね!

 

でも、関西以外の方だと「たぬきそばに餅トッピング」の写真を見て違和感を感じたのではないでしょうか。 解説の黒沢怜生五段が「これ注文間違っていないですよね?」といったのもわかります。

名前は「たぬきそば」でも見た目は「きつねそば」なんです。

(写真は竜王戦中継ブログに掲載されています。)

 

関西での「たぬきそば」は結構ややこしいんですよね。他県から大阪に来て数年立ちますが未だに覚えられない^^;

関西以外だと「たぬき=天かす入り」(トッピングが違う)というイメージがありますが、関西では「たぬき=そば」(麺が違う)とのこと。

たぬきそばときつねうどんはあるけど、たぬきうどんときつねそばは存在しないらしい。

いやー・・・ややこしいですね。

 

解説の大阪出身の今泉健司四段も東京でたぬきを注文したら揚げではなく天かすしか入ってなくてびっくりしたという話をされていました。

たぬきそばの話は大阪の人も大阪以外の人もお互いビックリするので面白いですよね。

 

さらに言えば、おそばは関東と関西でダシが違います。そばつゆの色が違うので、東京のおそば食べたときにはビックリしたことがあります。あれ以来関東のそばには気をつけているほど。

 

佐々木勇気六段は、食べ物に関してのいろいろな伝説を持っています。なんでも餅トッピングや力うどんに餅が入っているのを知らずに餅をトッピングした、フロートを知らずに注文したなどなど。

そんな佐々木勇気六段は関西のたぬきそばを知っていて注文したとは・・・思えない(笑)

きっと「たぬきそばってなんだろうなー」と思いながら注文したのではないかと予想。もしくは、「たぬきそばって注文したのになんかおかしーなー」と思いながら食べたのではないかと予想。

真相は・・・本人に聞いてみないとわかりませんが(笑)

 

今泉健司四段は投了マイスター!?

今泉健司四段は、対局をしている人の投了するタイミングを何度か当てたことがあるらしく、関西の若手の棋士内で投了マイスターと呼ばれているらしい(笑)

今泉先生の解説は軽快で面白い!将棋の内容の例えとして、あぜ道での殴り合いや突然泥に足を突っ込んだなど、思わず聞き入ってしまいますね。

 

関東と関西で秒読みが微妙に違うらしい!?

今泉健司四段の余談で、関東と関西で記録係の秒読みが違うとのこと。

「残り時間10分です。」と言ってから秒読みをするか、秒読みを言ってから「残り10分です。」というか先かと順番が逆らしい。ここも注目したいですね。

 

黒沢怜生五段の解説が絶好調

AbemaTVの解説でよく見かける黒沢怜生五段。

以前にNHK杯の記録係を務められていたので、見慣れているというか多分一番テレビで見たことがある棋士のひとりです。

AbemaTVでの解説をされ始めたころは慣れていない感があって少しハラハラドキドキ。最近は慣れてきて肩の力が抜けたようで、読み筋の良さや持ち味、個性が現れてきて聞きやすくなってきました。

もうおばちゃんというかおばあちゃん目線で解説きいてます(笑)孫みたいでかわいい(笑)今後も注目です。

 

次回の対局は7月27日!

今回勝利した久保利明王将。

次回の竜王戦決勝トーナメントは7月27日(木)とのこと。

1組優勝の松尾歩八段VS今回勝利した久保利明王将の対局になります。

 

将棋プレミアムでは放送・・・されますよね。

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その前に注目したいのは、7月21日の第2回上州YAMADAチャレンジ杯の藤井聡太四段の対局。

 

どうなるのか楽しみです!

 

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