2017年1月8日(日)に大阪の天満天神繁昌亭で開催された「昭和元禄落語心中×上方落語」イベントに行ってきました。
アニメでは江戸落語で演じられていた演目を上方落語バージョンで披露してくれるというなんともスペシャルなイベント!
さらに、スペシャルゲストとして声優の関智一さん(与太郎/三代目助六役)が登場するトークショーもありました。
~もくじ~
「昭和元禄落語心中×上方落語」イベントとは
2017年1月6日(金)から、テレビアニメ「昭和元禄落語心中」の第2期放送がスタートしました。
そのコラボイベントとして、大阪では「昭和元禄落語心中×上方落語」、東京では「昭和元禄落語心中寄席 -新宿・浅草・池袋 落語まつり-」が開催決定!
ツイッターで流れてきたその情報をたまたまキャッチしました。フォローしておいてよかったー(*´ω`*)
★落語心中×上方落語イベント1/8(日)開催決定!★
上方落語の聖地「天満天神繁昌亭」で初コラボ!原作にて登場した演目を上方落語vet で披露!ゲストとして関智一さんを迎え、上方落語家とのトークショーも実施!お楽しみに!https://t.co/WX49cZ7C1b落語心中 pic.twitter.com/vW7ibJiWbq— アニメ「昭和元禄落語心中」 (@rakugoshinju) 2016年12月15日
昭和元禄落語心中は江戸落語で話が進んでいて、上方落語バージョンで披露してくれるというなんとも素敵で貴重なイベント!しかも声優の関智一さんが参加!!
これはもう速攻でチケット予約しなきゃ!!
とは思ったのですが、結局2日後の12月17日の朝にチケットぴあで予約しました。
その時に申し込んでおけばよかったんだけど、夫も行くのかなと思って返事待ちしていたら遅くなりました。17日の朝に予約した時点ではすでに2階席。結構なペースで売れたようですね。
イベント名:TVアニメ第二期放送記念「昭和元禄落語心中×上方落語」イベント
日時:2017年1月8日(日)17:30開場、18:00開演
会場:天満天神繁昌亭
出演:桂 かい枝さん、笑福亭 べ瓶さん、桂 華紋さん
スペシャルゲスト:声優 関 智一さん(与太郎/三代目助六役)
引用:公式サイトより
「昭和元禄落語心中×上方落語」レビュー
うろ覚えなので間違っていたらご指摘いただけると嬉しいです(*´ω`*)
入場前
わたしが天満天神繁昌亭に着いたのは開場直後の17時30分頃。雨が降るなかを入場待ちの行列ができていました。繁昌亭を囲むようにずらーっと。
繁昌亭に行くときはだいたい開演10分前に行くことが多いので、行列がこんなにできているのを見たのは初めてかもしれません。
雨が降っていたこともあり、傘をたたんだりビニールに入れるのに少し手間取っていた感がありました。
わたしが繁昌亭に行くときは、たまにしか行かない割にかなりの確率で雨が降るんですが・・・(´ε`;)昨日はいいお天気だったのに。
本日の公演板に関智一さんの名前がありましたよ!雨だったのでちゃんと見えなかったけど、これ木でできてる?わざわざ作ったのかな?
天満天神繁昌亭内のようす
本日の演目メニューとチラシ一式と年賀状をもらいました!
年賀状は公式サイトでダウンロードできるものと同じかな。
チラシはいつもと内容が少し違っていて、出演の落語家さんの落語チラシ以外にグランフロント大阪のピーターラビット展やルーブル美術館特別展、古代ギリシャ展などが入っていました。さすが客層わかってるなーと変な感心をしてしまったり(^^;)
わたしの席は2階席。
高座(寄席の舞台)はすでに幕が上がっていて、中央には大きなディスプレイが設置されていました。アニメの映像を流すのかなと。
客層は若い女性率がとても高かったです。素敵な着物姿で来られている方もいらっしゃいました。繁昌亭で着物姿は雰囲気があって似合いますね。
追加で席(パイプイス)や立ち見席が用意されていたようです。すごい人気!
オープニング
オープニングでは関智一さんが与太郎&三代目助六役としてイベント名を生で叫んでくれるというスペシャル!
スクリーンにはアニメのオープニングが流れアニメの次回予告時等で流れていた出囃子「老松(たぶん?)」が生演奏というスペシャル感!
最初に、出演者の桂かい枝さん、笑福亭べ瓶さん、桂華紋さんと司会の松山薫さんの4人が登場。松山薫さんは手塚治虫の姪っ子だそうでスゴい方が司会されているんだなーと。
そしてそして。
司会の松山薫さんの紹介で関智一さんが登場―!
・・・なんですが、松山薫さんが緊張で少しかんでしまい爆笑。関智一さんは裏でズッコケていたとか(笑)ツッコミもあり会場内がほんわかになりました。
司会の松山薫さんから落語家の皆さんに「関智一さんはどんなキャラの印象があるの?」とふられて、関智一さんは各々の答えに声を披露してくれました。
「機動武闘伝Gガンダム」のドモン・カッシュや「妖怪ウォッチ」のウィスパー、「ドラえもん」のスネ夫の声。
さらにはジャイアンもふられてジャイアンも演じようとする関智一さんが面白かったです(笑)
客席に拍手で質問タイム。初めて落語を見に来た人が7〜8割ほど。もっといたかも?
1席目「子ほめ」桂華紋さん
最初にアニメで「子ほめ」が登場した映像が上映されました。
アニメで「子ほめ」が出てきたのは第一期第2話のシーン。菊比古が前座として高座デビューした時のネタで緊張した様子。BGMが緊張感と不安感をあおる演出が印象的なシーンでした。
アニメシーンの上映が終わると桂華紋さんが登場。
上方落語でよく使われる膝隠しなどの道具は無しで、座布団とマイクだけ。
マクラもとても面白くて、落語初心者でも落語を楽しむ方法?を教えてくれました。
子ほめは、最初にアニメシーンを見てから上方落語という流れで江戸落語と上方落語の違いを楽しめるようにしてくれていたんだと思うけど、話を聴くのに夢中になり違いを意識してなかったからあまりわからなかったです。というか面白すぎて覚えてない(笑)
2席目「らくだ」笑福亭べ瓶さん
アニメで「らくだ」が出てきたのは第7話。助六さんが師匠方に「二つ目でらくだはまだ早い!」と怒られているシーンで名前だけ出ていたようですね。
なので、アニメの上映シーンはなし!
上方落語でよく使われる膝隠しなどの道具がセットされてから、笑福亭べ瓶さんが登場。
「らくだ」は初めて聴いたのですが、面白い話ですね。
マクラもすごく面白かったです。マクラはヤのつく人の話。マクラから落語への流れ、らくだの話の笑福亭べ瓶さんの勢いもすごかったです。もう一度聴きたい!すごく面白かったー!
関智一さん×上方落語家トークショー(アニメネタバレあり)
中入りをはさんでトークショーがスタート!
最初に今回は特別に写真撮影タイムがありました。SNSでシェアしてね~とのことだったので早速2階から激写~♪
昭和元禄落語心中×上方落語イン天満天神繁昌亭!楽しかったです(^^)撮影タイム二階から! pic.twitter.com/iHhmvMdMhv
— chisey (@chise_usa) 2017年1月8日
トークの内容は関さんのアニメの裏話や、関さんと落語の関係など。
「昭和元禄落語心中」の役は抜擢されて与太郎役になったそうだが、八雲師匠役の石田彰さん、助六役の山寺宏一さんはきちんとオーディションで勝ち取っているということ。
抜擢される前から客分の弟子として立川志ら乃さんに稽古をつけてもらっていて、それがキッカケで抜擢されたのかと思ったら違っていたという話。
関さんはこの後新幹線で東京に帰ること、お客さんに質問で仙台や千葉から来ている人もいるとのことなど。
客席からの質問タイムで「落語の話を今なら何席話せますか」という質問がきて、その流れで関さん語りのこばなしを聴くことができました。(内容は忘れました)
江戸落語と上方落語の違いについて。元々江戸落語はお座敷から、上方落語は道端の大道芸のようなものから始まったとか。出囃子は上方落語から江戸落語に伝わったもので戦争?の影響で東京の落語から大阪に来た時に持って帰ったとかいうお話をされていました。
関さんからの落語家さん達への質問で、上方落語ででてくる道具について質問がありました。
「こほめ」の桂華紋さんは道具を使わず、「らくだ」の笑福亭べ瓶さんは道具を使っていたので。桂華紋さんは子どもを褒める時に目先にあったらやりにくいので取ったそう。
状況に応じで使い分けているようですね。上方落語は無いとダメなのかと思っていたので勉強になりました。
第二期アニメでまだ放送されていない(ネタバレ)先日アフレコしたシーンで、八雲師匠と自分と重なる部分があったとのこと。八雲師匠が年を重ね、身体も動かなくなっていくところが年齢的に重なるとか。
そこを自分の与太郎役が八雲師匠に言った言葉に救われたそうです。自分の役が自分を救うという(笑)
そのシーンが今からとても楽しみで、アニメを見る楽しみが増えました。ワクワク!
3席目「野ざらし」桂かい枝さん
トークショーが終わって、「野ざらし」のシーンの映像が流れました。
アニメで「野ざらし」のシーンが出てきたのは1期第11話の菊比古&助六のシーンが印象的ですが、ここで流れたのが1期第13話の与太郎の「野ざらし」。小夏さんが与太郎に「野ざらし」をリクエストして小夏さんがあたし子どもを産むのと言っているシーンの方でした。
桂かい枝さんのマクラは東京と大阪の違い。たぶん一番笑いました!「野ざらし」はもっとおどろおどろしいイメージだったのですが、めっちゃ面白かったです!
エンディング
最後に関さんを含め皆さんがご挨拶に出てきてくれました。
一人ずつの挨拶で桂かい枝さん、関智一さんの順番となり、笑福亭べ瓶さんと桂華紋さんがどっちが先に言うかでもめてたのが面白かったです。あの流れは関さんを最後にするべきだったかも(笑)
あとがき
これを書いているのは1月14日。もう約1週間も経ってしまって完全にうろ覚えです。話の順番とかバラバラです(笑)関さんのこばなしを忘れてしまったのが無念(´ε`;)
「昭和元禄落語心中」×「上方落語」は本当にとても楽しいイベントでした。初めて落語を聴きに行く人には良いキッカケですよね。
それにしても、女性率の高さにはビックリしました。定期的にこういうイベントを開催してもらえると、さらに落語ファンが増えるんじゃないかな―なんて。
そういうわたしも落語を聴きに行き始めたキッカケは「昭和元禄落語心中」を見て興味をもちました。実際に足を運ぶキッカケはMBSの「らくごのお時間」で笑福亭たまさんの「死神」がキッカケ。落語心中で聴いた「死神」と笑福亭たまさんの「死神」のギャップが面白くて笑福亭たまさん中心に上方落語を聴き始めました。まだ落語聴き歴は半年ほどでしょうか。
大阪で上方落語で聴くのも良かったのですが、東京の江戸落語でも聴きたい!
2017年1月31日(火)には「昭和元禄落語心中寄席 -新宿・浅草・池袋 落語まつり-」が開催されます。チケットはすでに完売のようですね(´ε`;)
浅草演芸ホールではメディアで見かける機会も多い今注目の落語家、春風亭一之輔さんが登場。一度は聴いてみたいな!
「レビュー「昭和元禄落語心中×上方落語」in天満天神繁昌亭に行ってきました」をご覧いただきありがとうございました。
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