大阪市北区天満にある「独立行政法人 造幣局」では、八重桜が満開の季節に一般開放をしています。7日間限定の「桜の通り抜け」には、毎年たくさんの人が来場。
昨年の観桜者数70万人をこえたとか(゚д゚)!
2017年の日程とぜひ見てほしい桜をご紹介!造幣局の桜の通り抜けを楽しみましょ♪
~もくじ~
造幣局の「桜の通り抜け」とは
日本の硬貨の製造や、勲章、金属加工などの事業を行っている「独立行政法人 造幣局」。この造幣局構内には、八重桜系を中心に多種多様な桜が植えられています。
4月中旬の桜の開花時期には、期間限定で構内の通路を一般公開してくれています。これが「造幣局 桜の通り抜け」。
「桜の通り抜け」が始まったのは明治16年(1883年)。局員だけで楽しむのはもったいないとのことで一般公開がスタート。それ以来、大阪の春の風物詩となっています。
昨年2016年で130回目を迎えたとのこと。歴史を感じますね。
ふだんはなかなか自由に歩けない構内を散策できるという貴重な機会。人が多いのはわかっていても、毎年一度は必ず行っています。
造幣局公式サイトはこちらへどうぞ。
一方通行だから桜の通り抜け
「桜の通り抜け」は一方通行。表門(南門)から入り、造幣局構内を通って裏門(北門)へ抜けます。あと戻りはできません。
「桜の通り抜け」というちょっと変わった名前の由来は、観桜の際に通路を一方通行で通り抜けるため。
「あともどりできない通り抜け」がいつしか「通り抜け」という固有名詞となってしまったそうです。通称が固有名前になっているなんて、なんだか歴史を感じますね。
2017年日程は4月11日から!
今年2017年の日程発表されました!
開催時間:平日は午前10時から午後9時まで
土曜日・日曜日は午前9時から午後9時まで
アクセス方法・入口は南門からのみ
桜の通り抜けは南門から北門へ抜ける一方通行です。
近くには「天満橋駅」「大阪天満宮」などいくつかの駅がありますが、行きは南門側に近い駅を利用し、帰りは大阪天満宮駅や南森町駅を使うという手もあります。
わたしは行きも帰りも地下鉄谷町線・京阪「天満橋駅」一択です。
帰りは北門を出て、大川沿いの公園をブラブラ帰るか、道路沿いを帰り「天満橋駅」へ。
大川沿いの公園には屋台が並んでいるのでブラブラ帰るのも楽しいですよ♪
早く帰りたい場合は、道路沿いの方が歩きやすいと思います。
天満橋駅から南門まで
天満橋駅側から大川を渡る橋は一方通行(左側通行)に制限されています。
橋を渡ってローソン前の横断歩道を渡ります。
ローソンのところから、南門までズラッと屋台が並びます。
南門の入口付近はかなり混みます。迷子にならないように要注意!
休日の昼間はこんな感じで人が多いです(^^;
ちなみに、構内は飲食禁止。屋台で食べものを買った場合は、食べてから入場してくださいね。あと、自撮り棒、日傘も危ないので禁止です。
迷子も多いので、絶対に子どもの手は離さないように。人が多いためベビーカーで行くと身動きが取りにくくなるのでおすすめできません。
入口付近はみんな立ち止まって写真を撮りたがるのでかなり混雑気味です。記念写真は、少し進んだ奥の方でゆっくり撮る方がいいです。
貨幣セット・パンフレットをチェックしておこう!
南門を入ってすぐ左側に行くと、貨幣セット販売所があります。ここでパンフレット等も配ってくれているので、手に入れておくとより楽しめると思います。
ほとんどの人は南門からまっすぐ進むので、貨幣セット販売所がある左通路は人が少なめで比較的歩きやすいですよ。
今年の花がデザインされたその年だけのオリジナル貨幣セット。
ついつい毎年買い集めています。
ここ数年は電子マネーの普及で1円玉は作っていない年があるとのこと。2016年は貨幣セット以外の1円玉は製造されていないので、平成28年の1円玉は貴重ですよ!
プルーフ版も販売されているので、ぜひピカピカに磨かれた貨幣の実物を堪能してみてくださいね!
会場内で販売されている貨幣セットはインターネットでも購入できます。
楽天市場では過去に販売されたミントセットを購入することができます。毎年デザインが変わるのでコレクションするのも面白いですよね。
今年の花は「鬱金(うこん)」
造幣局の桜の通り抜けでは、毎年「今年の花」を紹介しています。
2017年の花は、「鬱金(うこん)」。
「鬱金」は、古くから知られた桜で、江戸時代に京都知恩院に植えられていたといわれ、樹姿は直立高木で、花は淡黄緑色のショウガ科のうこんの根の色に似ていることから、この名がつけられました。花弁数は10~15枚あります。
引用:造幣局サイトより
写真は2014年撮影のたぶん鬱金と思われるもの。淡い黄緑色が可愛らしくて大好きな桜です!色が特長的なので見つけやすいですね。
造幣局には鬱金が7本植えられています。
新顔の「玖島桜(くしまざくら)」も注目!
今年の桜は134種350本!たくさんある桜も見どころなのですが、ニューフェイスが登場します。
新登場するのは「玖島桜(くしまざくら)」。
「玖島桜(くしまざくら)」は長崎県大村公園(玖島城跡)発祥の桜。1本の木に咲く花の約半数が二段咲き。花弁数は約40~50枚あるとのこと。
1本しか無いので、見逃さないように!
おすすめの桜ベスト7
わたしの好きな桜ベスト7をご紹介!
御衣黄(ぎょいこう)
花が黄緑色ですぐに見つけることができる特長的な桜です。開花すると真中が紅色になってく珍しい品種。なんとも言えない
造幣局内には5本植えられています。
天の川(あまのがわ)
ピンクの可愛らしい花が魅力なのですが、木の形や花が上向きに咲くところが特長的。花と葉のバランスを全体的に楽しんでもらいたい桜です。
左通路側を通っていると見かけます。俳句投稿所あたりにもあったかな。
関山(かんざん)
写真はたぶん関山。「関山」は、造幣局構内に66本植えられていているのでよく見かけます。葉と花の色の組み合わせが桜餅みたいで、美味しそう!と思うのはわたしだけでしょうか(笑)
雨情枝垂(うじょうしだれ)
名前の通り、雨を思わせる枝垂れ桜。かたちが素敵です。この流れるような枝とピンクの可愛らしい花、緑色の葉の組み合わせが好きです。
八重紅枝垂(やえべにしだれ)
造幣局構内のなかごろにある大きくて圧巻の枝垂れ桜があります。しかも花は八重桜。枝垂れ桜で八重桜でピンク。最強に可愛い!もう奇跡の組み合わせとしか言えない枝垂れ桜です。
道の中頃の建物近くまで行くと、みなさん疲れてくるので写真が撮りやすくなるのですが、この枝垂れ桜は人気ですね。
須磨浦普賢象(すまうらふげんぞう)
レンガの建物をすぎたあたりで見かけることができる須磨浦普賢象。この桜は、黄緑色から赤色に変化していくとうちょっと変わった桜です。素朴な色合いなので見逃しがちですが、色の変化具合をぜひ見ていただきたい桜です。
渦桜(うずざくら)
北門出口付近にある渦桜。造幣局内には1本しかないうえに出口付近の少し離れたところにひっそりと咲いています。花をよく見ると、渦のようになっていて変わっています。写真が・・・見つからないので(^^;
足元の桜も楽しんで!
足元の桜の花びらにも注目。ピンクのじゅうたんが広がっていることも。
風がある日に行くと、桜吹雪も素敵ですよ!
桜に吊るされている短冊にも注目!
造幣局内の桜の木には、短冊が吊り下げられています。
この短冊には俳句や川柳が書かれているのですが、これは前年度の来場者の投句の中から優秀な俳句や川柳が選ばれて披露されています。通り抜け会場内に投句所があり、来場者が自由に投句できるのでぜひチャレンジしてみてくださいね!
帰りは屋台を楽しむ
北門側から、大川沿いの公園に抜けることができます。(再入場不可)
屋台でおいしいものを楽しんだり、大川沿いの川の流れや行き交う船を眺めながらのんびり歩いて帰るのも楽しいですね。
午前中に行って、お昼は屋台で・・・というのも楽しいかも♪
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