ネット検索の落とし穴にハマらないために

NHKあさイチで「ネット検索の落とし穴」(2016年12月15日木曜日放送分)を放送していたのを見たのですが、結局、どうすればいいのかというところがスッキリしなかったので考えてみました!

 

わたしのインターネット歴は、2000年からなので15年以上。ふつうの人よりはちょっと長いのかな。

携帯電話やスマホを持ち始めてからインターネット検索を覚えた方や、検索を利用して情報を得る側からの視点で、初心に戻って考えてみようと思います。

 

~もくじ~

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DeNAのWELQの何が問題だったのか

DeNAは、かつてモバゲーやauショッピング等で一世を風靡し、今や大手IT企業へと成長しました。プロ野球でもおなじみなので名前を知っている方は多いと思います。

 

そのDeNAが運営する医療や健康関連をまとめたサイト「WELQ」で何が問題になったのかというと、ざっくり言えば2つ。

1.病名や健康に関することを検索した時、上位に表示されているにもかかわらず内容に根拠が不明確な記事が掲載してある
2.記事の無断転用がある(著作権侵害)

2つめの「無断転用」の件は情報発信元との問題なので、ここでは一旦置いておきますね。

 

一般的に検索して上位に表示される、上から1~5番目に表示される記事って、信じてしまいませんか?

実はその内容が信頼性にかける根拠の無いものだって言われたらどうしますか?

 

それが、もし健康に関わることだったらと思うと・・・なんだか怖いですよね。

 

インターネット検索の順番は何で決まるのか

インターネットで検索した時に、何の順番で表示されているのでしょうか。

 

これは、様々な要因が混在しているので一概にはコレ!とは言えないのですが、よく言われているのは「よく検索されている」「他のサイトからたくさんリンクを貼られている」などがあります。

「よく検索されている」ということは、みんなが知りたいことが載っているから。
「他のサイトからたくさんリンクを貼られている」ということは、他のサイトから良い内容だと認識されている、と考えられるから。

 

普通は「上位に出てくるもの=信頼性が高い」と無意識に思っていたり、体験しているのではないでしょうか。

 

基本的には、その認識で問題ないハズなのです。

 

しかし、今回のDeNAのWELQ問題では信頼性の低い記事が上位になっていました。何故こんなことが起こったのでしょうか。

 

検索上位へは意図的に入り込むことが可能

通常は「上位に表示される=多くの人から信頼されているサイト」である確率が高くなります。

 

検索した時に上位に表示されるサイトは、みんながよく見ているということ。みんながよく見ているということは「一般的で信頼性が高いサイト」と思って良いのではないかと。

 

しかし、この上位に表示させることを意図的に仕込むことはできるのです。

 

わたしは専門家ではないので詳しくはわからないので想像ですが、

たとえばの話、意図的にその方法をページに仕込んでおくと、多くの人がそのページにアクセスしてくるようになる。そのページ数が多いと、たくさんの人がアクセスしてるサイトになる。たくさんの人がアクセスしているサイトは「良いサイト」と認識され、自然と上位に表示される、という循環に入るのかなと。

 

悪い言い方をすれば、「嘘を言い続けると本当になる」のような感じでしょうか。

そのため、信頼性の低いサイトが上位表示されていたという結果になったのではないかと。これはあくまでわたしの推測なんですけどね。

 

ただ、これだけは言えること。

検索結果を出すためのしくみは完璧ではありません。

この事だけは頭の片隅に入れておきたいですね。

 

なぜ、DeNAがそのような行為をしたのか

わたしにとってDeNAという会社は、好意的な印象を持つ会社でした。

ビッダーズ全盛期に仕事でお世話になった事があり、考え方や姿勢に感銘を受けたのですが・・・。だから今回とても残念な思いです。

 

「あさいち」での専門家へのインタビューによると、

WELQサイトの上位表示はここ半年ほど一番検索されるようになったそうです。1年前までは専門家や医療関連の人の信頼できるサイトが上位表示されていたそうなんですが・・・・。

 

結論から言うと、一番の要因は

たくさんの人にアクセスされる=広告収入が増える=お金が目的

やっぱり世の中お金なんですね(´・ω・`)

 

つまりこういうこと。

検索上位に表示される→たくさんの人に検索される→広告を見る人が増える→広告収入が増える→会社が儲ける

 

お金を目的にして、内容を疎かにしたということは間違ってるとわたしは思います。

 

 

広告を貼っているサイトが悪いわけではない

インターネットの世界で、広告収入を得て運営してるサイトは確かに増えてきています。だからといって、すべてのサイトがWELQのようなことをしているわけではありません。

 

一応このサイトも広告収入で運営しているのですが、たとえ個人サイトだとしても信頼できる情報を確認したり、間違った情報は流さないように気をつけています。

そういうサイト運営をしている人の方が多いのですが、こういう悪どい、自分の利益だけ優先しようとするサイト運営者が出てくると、業界全体の信用を落とすので運営する側としては本当に許せませんね。

 

もちろん、多少は間違いがあります。書いているのは人間だもの。

 

ただ、会社として運営するのであれば、やはり社会全体の自分の立ち位置を考えて運営してほしい。会社として信用していたのだから。何を信じたら良いかわからなくなるよ。。。

 

今後は、内容ありき、人ありきのインターネット世界になるよう願います。

 

 

正しい情報を得るためにどうすればいいのか

それなら、意図的に上位表示させることが出来ないように、インターネット検索のしくみを変えればいいじゃないかと思いますが、そう簡単には変えられません。

変えられないというか、本当は常に変化しているんです。それでもWELQのような事例を防ぐことができなかったという事。検索結果を出すしくみは完璧ではないという事です。

 

じゃあ何を信じればいいの?

 

インターネットの情報を鵜呑みにしない

ぜったい信じるな!とは言いませんが、多少は疑いを持ってください。

 

とくに日本人は良い人が多いようで、すぐ鵜呑みにして信じてしまいます。そこが良いところはあるんですけどね。インターネットでもそうだし、オレオレ詐欺等もそれが原因なところもあるんじゃないかと。

他人を信じすぎず、自分の感覚を信じること

他人を「信じない」じゃなくて「信じすぎない」ことです。

他人より自分の経験に基づいた感覚を信じて欲しい。

 

以前「iPhoneを電子レンジに入れたら充電できる」というデマが広がり、実際にやってみて壊れたという惨事がありました。

その人が機械が苦手で説明書を読んでいなかったのかもしれません。しかし、そこでその情報を鵜呑みにせず、アイフォンの説明書などを確認していれば防げたのではないかと。

一番最初の情報元(一次ソース)を確認するのは本当に大事です。

 

検索上位のサイトを信用しすぎない

検索した時やはり上から順に見ますよね。今回は一番上の方に位置していた情報が根拠が不明確なものが含まれていたわけです。

 

つまり、一番上だとしても、もしかしたら信頼性が低いものがまじっているかもしれません。

その情報を100%信じるのではなく、あくまで参考程度だと思うくらいで丁度なのかなと。

 

情報元の確認をする

これ、大事です!

インターネットだけではなく、テレビ、新聞、雑誌でも。

一番最初の情報元がどこなのか、誰が言ったことなのかを確認すること

特に、健康や医療の情報を見た時に「なんかおかしいな」って思った場合。

科学や実験に基づくことなのか、研究がどこまでの段階のものなのか、人に対して効くのか動物実験時の話なのか等、確認すること。

 

例えば、ダイエット情報とか。○○ダイエットとかそんなに栄養が偏っていて大丈夫なのかな~と。

もし一次情報がすぐに出てこないのなら信頼性は低いのかなと、慎重になって実行してほしいです。

 

 

信頼できる人間に確認する

健康や医療のことなら、病院やお医者さんの中でも信頼できる人を常日頃から決めておくことが一番確実なのかな。

やはり直接、個人個人に合った話が一番。一般的な話と個別の話では条件も違ってくる。

それなら「もちはもち屋に」で専門家を信じる方がいいのかな。もちろん専門家でも間違うことはありますが、自分が信じた人なのであれば、許容できるのかな、なんて。

 

インターネットでも同じで、信頼できる場所をある程度決めておいた方がよいですね。ただ、今回のように大きな会社が信頼できない結果になることもあるので一概には言えなくなっちゃったのですが・・・(´・ω・`)

 

信頼される人間になる

インターネットの情報を鵜呑みにし、それを友達に話したけれど実は間違った情報だった事、ありませんか。

とくに、ツイッターのリツイートで拡散されていくと怖いですよね。

あとで、間違っていたと気づいても拡散した後はどうしようも無い・・・。

 

自分が鵜呑みにしたニセ情報を友達がそのまま信じて実行した時、ケガや病気になったら自分の責任も多少はありますし、お互いに傷つきます。

個人個人が情報を鵜呑みにせず、おかしいなと思ったら発信しないこと

これも大事かなって思います。

 

わたしのインターネットの信頼度

わたしのインターネットの情報信頼度は、個人サイトは50%、ニュース(新聞・テレビ・雑誌等)サイトは70%、公式サイトでも90%程。パーセントにするとけっこう厳し目ですね。

 

個人サイトでもこの人は常日頃から信頼できると思っている人、尊敬している人は何人もいますが、情報をそのまま鵜呑みにはせず、単体だけではなるべくすべては信じないようにしています。

 

どちらかというと、3~5サイト程違う見方をしているサイトを複合で見て、信頼できるのかできないのかを決めています。自分がニセ情報の発信者になるのは嫌だから。

 

もちろん、テレビや雑誌、本も同じです。「テレビで言っていた」だけでなく、合わせて新聞サイトや雑誌を確認したり。

 

だから、1記事書くのにかなり時間がかかってます。

もっと気軽に書けるようになりたいな~(^^;)

 

ただ、嘘情報も、嘘だと分かっていて見るのはとても楽しいんです。そこがインターネットの面白いところ!

アンサイクロペディアとか大好き!(*´ω`*)

 

結論

当たり前のことかもしれませんが、これが一番大切!

情報を鵜呑みにしないこと

何か情報を得た時に、そのまま信じていませんか?

 

信頼できる人間に確認すること

健康や医療情報なら、病院やお医者さんに確認するのが一番!

かかりつけの病院やお医者さんの中でも信頼できる人を決めておく方が良いですね。

 

信用できない情報をしゃべらないこと

自分がしゃべった内容で相手が傷つくこともあります。

間違って損をするのは、しゃべった人です。

 

 

そもそもお金が絡むから信頼性がどうのこうのってなっている気がします。情報を受ける側も、発信する側もね。インターネットがビジネスでない時代、お金があまり絡まなかった時代が懐かしすぎる(*´ω`*)

 

参考サイト

女のニュース ネット検索の落とし穴|NHKあさイチ

 

 

ご覧いただきありがとうございました。

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