NHKクローズアップ現代+「都市陥没ー広がる地下クライシスー」を見ました。(2016年12月15日(木)放送分)
先月、2016年11月8日に起きた博多駅前の大規模陥没事故を覚えていますか?
当時の事故はニュースサイトで見たものの、テレビや動画などの映像では見ていませんでした。
今回陥没する様子を映像で見てビックリ(゚д゚)!
((((;゚Д゚))))<お、おおお、おそろしすぎる!
~もくじ~
博多駅前の陥没事故は予測されていた
福岡市がおこなっていた地下鉄の延伸工事で起きた事故。
道路が陥没する映像を見て、作業員たちが地下水が腰の高さにまで迫る中走って退避したことを聞いて、涙が出てきました。
あれだけの大規模陥没。道行く人や作業員の方々にケガ人が出なくて、本当によかったと思います。
今は調査中なので原因の特定はまだハッキリとしていませんが、何が起きたのかをざっくり言うと
というのが、クローズアップ現代+を見て思ったわたしの見解。
砂時計やあり地獄なイメージです。((((;゚Д゚))))
まだ事故の調査中ではありますが、この陥没については専門家が危険性を指摘しており、起こるべくして起こったもの。
いや、「起こるべくして」は言い過ぎですね。すみません。
「陥没が起こる可能性がある」から「陥没が起こらないように対策を探りながら進めていたけど結局防げなかった」という感じでしょうか。
陥没事故は防げなかったという結果論かもしれないけど
予測されていたのになぜ防げなかったのか。
もちろん、事故が起きないように様々な対策が考えられました。
でも結果的にこの施工方法しかなかったから「この施工方法で探りながら施工していく」ことしかできなかった。
わたしには
「やるだけのことはやったんだけど、ダメだった。」
そう言っているように聞こえました。
わかるんです。
苦労して試行錯誤しているということは十分伝わってくるんです。切ないのですが、やるせないというか、なんて言ったらよいのでしょうか。
でもやっぱり、ちょっと甘い部分があったんじゃないのかな、と思います。結果論なんですけどね。
これまでの過去を振り返れば、大阪市営地下鉄建設時の水の苦労や琵琶湖疏水など、インフラ整備というものは困難を乗り越えて「今」があるわけで。
もし、この陥没事故が無く予定通りに完成していたとしたら、その苦労を知ることもなく、トンネルのありがたさをあまり感じることがなかったかもしれません。それもなんだかなぁ、なのですが・・・。
せめて、この事故が次の事故を防止する役に立ちますように。
身の回りでも陥没は起きている
そして、次が一番考えておきたいこと。
博多駅前の大規模陥没事故は、都市部だけの問題ではないようです。
国がまとめた陥没事故の件数、全国で147の市町村、少なくとも3,300か所に上るんです。
引用:クローズアップ現代+
クローズアップ現代+では、「舗装の跡かと思ったら穴だったから車がハマった」「道路に出現した穴に転落」などが例に上がっていました。
大阪の道路陥没を調べてみると、結構多いらしく年間400ヶ所以上。
原因としては、
もうひとつこわいのが
地下には様々なインフラが埋まっているので、管の埋め戻しがしにくいそうです。障害物が多くて土を押し固めにくいとか。
土がしっかり押し固められていないと、空洞化が起き、連鎖的に空洞化が起き、陥没するという流れ。
ああ、だから同じところを工事していたりするのかな?と思ったり。
陥没事故に巻き込まれないためには
下水管の老朽化は急速に進んでいるそうです。
耐久年数50年を超えた下水道が10年後には10%、20年後には30%になるんだそう。
これからは都市部だけでなく地方都市も老朽化が進んでいきます。自治体によっても財政面の負担が厳しいところがありそうですね。
今後は、歩道を歩いていてたらいきなり道路が陥没した。なんてことがなきにしもあらず、ということ。
道を歩いている時にいきなり落ちるとかコワすぎる!
ということで、
まとめ
大阪市内でも陥没でケガをした方がいるということでコワイですね。
もちろん、田舎道だからと言って安心はできません。
自分の身は自分で守り、お年寄りや子どもたちの安全も守れるようになりたいものです。
参考サイト
都市陥没~広がる地下クライシス~ | NHK クローズアップ現代
ご覧いただきありがとうございました。
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